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未経験からWEBデザイナーになれるのか? Vol.12
- 2016/11/12
- 2018/09/24

この記事の目次
未経験者を面接する時に私が思うこと
未経験者の方が面接に有利になるには?
私は、WEBデザイナーという職種で応募してくる方の一次面接をよくさせてもらいます。
そこで、私が思うやるとまずいことやアピールしていきたい点などを書いてみたいと思います。
志望動機や自己PRは、もちろん聞きます。
未経験者は、特にここでの回答は重要です。
実績やデザイン、コーディングレベルでの勝負は、経験者と比べるとやはり不利ですよね。
だから作品でアピールし、経験者を超えることは正直難しい。
ただ、志望動機や自己PRというのは、学生でも業界未経験の方でも光る回答を出すことはできます。
志望動機や自己PRは、結構重要
志望動機ですが、数ある制作会社の中からなぜうちを?
という質問は絶対に聞きます。
そこで御社は、全国展開している制作会社で安定性や事業規模に魅かれて志望させていただきました。
また、社内に専門家も多いため、自分のスキルも上げていける環境に魅力を感じています。
といった回答がされる方がそこそこいらっしゃいますが、この回答は、結構ガッカリしてしまいます。
自分のプラスになることばかりを述べているからです。
こちらとしても、即戦力ではないにしても、何か自分で切り開く力がある人やロジカルに物事を考えて進行できる人。
などを未経験の方にも期待しています。技術は、素直に努力を継続できる人であれば、半年から1年で伸びてきます。
つまり、初期の段階で先輩を超えるような能力がなくても大丈夫ということです。
ただ、教えてもらえるという「もらう」ことを重視し過ぎるのはマイナス印象です。かつ、それを面接官に言ってしまうような人は、仕事をしていても「もらう」ということから卒業できない人が多いです。ですので、面接ではそこをよく見ています。
「やったことがないのでできない」という思考は止め、経験はないですが、ネットや書籍で調べるのでチャレンジさせて欲しい!という気持ちをこちらにぶつけてくる人にチャンスが巡っていく世界です。
業界未経験でも、技術以外で自分がアピールできて、かつそれが会社の利益や効率化に少しでも貢献できる可能性があるということを話してみてください。それができれば、抽象的な志望動機を話している人たちとは、一線を画すことができます。
面接に持っていく作品について
学校の課題で、歯科医院のサイトかカフェのサイトが課題だったので。と言って作品を持ってくる方がいます。
その作品のレベルが高ければまだいいのですが、大体レベルとしては低いものが多い。
それだと、「実務未経験でスキルがない」という不利な点のみが伝わって面接が終わってしまいます。必ず自分の興味のある業界のサイトなどを作って持っていきましょう。
学校の課題になるようなサイトは、皆が持ってきますので印象に残りづらい。
逆に自分が好きなものであれば、それだけ人より詳しかったり、伝えたいものが具体化しやすいので、面接官の印象に残りやすいです。
また、自分が好きなものは「やらされている」という意識はなくなると思うので、作っていても楽しいですよね。
そして、重要な点として
デザインやコーディング以外のことをしっかり話せるようにしておく
面接では「このサイトの目的やゴールは?」と必ず聞くようにしています。未経験の方は、ここで結構戸惑います。表情を見ると「ヤバイ」と焦っていることがすぐに分かります。
デザインやコーディングの説明をする用意はできていても、ゴールについての考えが甘い方が多いです。
逆に考えれば、そこがしっかりしている人は、評価が上がる。ということになります。
クライアントに評価されるのは、デザインやコーディングの技術だけではありません。
むしろ、クライアントが困っている問題が解決ができるか? ニーズの掘り起こしができるか?などになることが多いため、そういった力を持っている、または伸びそうな人を面接では探しています。
※レスポンシブのコーディングができる。デザインが未経験でも優れたセンスがある。という要素も採用にはもちろん有利です。
ただ、未経験の頃から、デザインがめちゃくちゃ優れている人にはめったに会いません。そのため、前向きな考え方や積極的な行動できそうな方にどうしても魅かれますね。
結構重要なのは、元気よく挨拶ができ、前向きで素直さを持つ人物
採用をする際に大きなウエートを占めるのが上記の要素です。
先にも述べましたが、技術は0ではいけませんが、努力を続ければついてきます。デザインもよほどセンスがないというケース以外は、概ね大丈夫です。
ただ、以下はいけません。
マイナス思考
素直ではない
元気よくしゃべることができない
WEBデザイナーというのは、将来WEBディレクターやプロデューサーになっていく可能性が高い職種です。
デザインだけで、利益を出すことは、年々難しくなってきており、人との関わりも非常に多く、またそれが重要な業務となる職種です。
そのため、上記3つに当てはまるような人では、なかなかお客様の前に出すことが難しい。また社内でのコミュニケーションもうまくいかない場合が多いです。
逆に、素直で前向き、明るさや責任感がある人は、デザインや技術が未熟でも、先輩も「この子は前向きに努力していから、しっかり教えてあげよう。」という思考になります。
新人や未経験者でも上記のような人たちがいると、非常にありがたく感じます。
また、そういった人がたくさん集まったプロジェクトは、やっていて楽しいですし、苦しい局面も乗り越えていけます。
上記の能力は、経験者・未経験者は全く関係ないので、この3点を意識して面接に臨んでみてはどうでしょうか! きっと、いい作用が働くとはずです。
今回は、採用を担当している立場からの記事でした^^ ぜひ前向きに頑張ってください!
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